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平和

平和で豊かな未来を子どもたちに残せるように活動をすすめます。

2022ピースアクション
inヒロシマ・ナガサキ開催報告

被爆の実相と平和の大切さについて学ぶとともに次の世代への継承と核兵器廃絶に向けた取り組みを共有することを目的に、2022ピースアクションinヒロシマ(8月4日・5日)・ナガサキ(8月7日・8日)が開催されました。今年度も分科会と子ども平和会議はオンラインで配信となりましたが、ナガサキ虹のひろばは、長崎県在住者を対象に3年ぶりに実開催されました。参加者は、視聴参加を合わせると55生協、のべ9,100人と昨年度(6,500人)を上回る人数となりました。

ピースアクションinナガサキ

「平和の紙芝居」三田村静子さん

三田村さん制作の紙芝居を使い、4歳で被爆し、戦後差別にあいながらも懸命に生き抜いた小峰秀孝さんの体験を描いた「じいちゃんその足どげんしたと」が披露されました。

◆参加者の声

  • 被爆者が苦しまれた様子がよく、わかりました。
  • 証言者が高齢になっていく中、ライブで見ることができ、ありがたいと思いました。

「被爆の証言」山川 剛さん

8歳の時に被爆された山川さんは、世の中が戦争へと突き進んでいく子ども時代の様子や、被爆体験、被爆者の願い、その願いは叶えられるだろうかの4つの観点で当時の写真を交えながら話されました。

◆参加者の声

  • 当時の時代背景を知ることができ、とても勉強になりました。
  • 被爆者の願いは叶えられる!と力強い言葉に目の前が明るくなりました。

「被爆体験記の朗読会」朗読ボランティア「永遠の会」

黒板美由紀さんと松尾素子さんの語りで、原爆投下後の様子を書いた子どもたちの作文や谷口稜曄さんの被爆体験記が朗読されました。

◆参加者の声

  • 被爆者の体験談を聞く機会がないため、貴重な時間を過ごせました。
  • 作者の想いがとてもよく伝わってきました。

オンライン子ども平和会議(参加者59名)

全国の小学生から中学生が、リーダーの高校生や大学生と一緒に平和と戦争・原爆について学び、グループに分かれて意見交換をしました。参加した中から選出された広島と長崎の議長4名は、出された意見をもとに「子ども平和会議アピール文」をまとめ、「ナガサキ虹のひろば」で発表しました。ララコープからは3名(小学5年生2名と中学1年生1名)が参加しました。


子ども平和会議アピール文

平和な世界を実現するために、まずは、一人ひとりが平和について学び、考え、その考えを持ち寄って、互いの想いを聞くことが大切です。想いはそれぞれ違います。相手がどんな考えを持っているかを知ることで、初めて分かち合えます。

現在、被爆者の高齢化が進んでおり、核兵器の恐ろしさについて、学ぶ機会が減ってきています。被爆者からのお話を直接聞くことができる私たちだからこそ、被爆体験や核兵器の恐ろしさを、後世に伝えていくために、映像などで残していくことも大切です。

さらに、原爆の被害にあった物や建物からもその恐ろしさを知ることができます。その例として、被爆ピアノがあります。被爆地と縁のないところでも、演奏を聴き、音楽を通して、より多くの人々が、平和について考えるきっかけになります。また、日本の漫画なら、核兵器の恐ろしさを世界の幅広い世代の人々に伝えることができるかもしれません。

これからは、SNSを通じて海外の人たちとも交流することで、さまざまな視点から、核兵器に対する認識を深めることもできるでしょう。そうすれば、世界中の人々に核兵器の恐ろしさが連鎖的に伝わり、核廃絶の声も広がるでしょう。だから、私たちは、世界中の人々に、平和の大切さと核兵器の恐ろしさに関心を持ってもらうために、発信し続けていきます。


「ナガサキ虹のひろば」でアピール文発表の様子

ナガサキ虹のひろば

長崎県在住者の会場参加と全国からはオンライン(YouTubeライブ配信)で視聴参加し、ハイブリッド開催となりました。瓊浦高等学校和太鼓演奏のオープニングで始まり松井広島市長、田上長崎市長の来賓挨拶の後、NPT再検討会議に傍聴参加中の長崎大学核兵器廃絶研究センター中村桂子准教授による基調講演や現地で被爆者とともに活動している長崎県生活協同組合連合会の職員と長崎県立大学院生による最新情報がニューヨークから生中継されました。続いて生協若手メンバーや長崎の高校生平和大使による活動の報告、長崎原爆被災者協議会の田中会長からは核兵器廃絶に対する想いを講演いただきました。最後は映像で参加協力いただいた被爆者歌う会「ひまわり」のコーラスで締めくくられ幅広いプログラムの開催となりました。

◆参加者の声

  • 毎年参加していますが、毎回核兵器の恐ろしさを実感します。
  • リアルでNPT再検討会議の様子を知ることができ、とても貴重な経験をさせていただきました。
  • 若々しい方たちの意欲的な活動を知れてよかったです。
  • 3年ぶりの会場参加で、うれしく思いました。
  • 子ども平和会議では、いろんな地域の人たちと平和について話せるのはとても有意義でした。

新企画<#ピースでピースアクション>

若者にも参加しやすいTwitterやInstagramを使い、平和にちなみピース写真を投稿してもらいました。