「朝の虹」 2025-11-14
日に日に気温が下がり、早起きがつらい季節になってきました。まだ暗いうちに布団から抜け出し、お弁当を作ります。なかなか起きない高校生の息子を何度も呼び、ようやく学校に送り出して、ふぅ~っと一息つく――そんな毎日です。
その日は、朝から急な土砂降りの雨。洗濯物も干せず、どんよりした気分で家を出ました。
ところが、車で大村湾沿いの道を走っていると、雲の切れ間から太陽が顔を出し、対岸の山に大きな虹がかかっているのを見つけました。
思わず「わぁ」と声が出て、憂鬱な気分が一気に晴れました。虹を見ると、どうしてこんなにも幸せな気分になるのでしょう。
思い返せば、「虹」というタイトルの歌や物語は、どれも前向きで希望に満ちています。虹は雨のあとに現れるからこそ、乗り越えた先の光として人の心を励ますのかもしれません。
生協の平和活動でも「虹のひろば」や「虹のやくそく」という言葉が使われています。虹を構成するたくさんの色が、多様性や共生の象徴にもなっているのでしょう。
虹の色は日本では七色といわれますが、国によっては六色や五色だそうです。見え方が違っても、どの虹も同じように美しいもの。
人もまた、そうでありたいと思います。お互いを認め合い、調和して生きる社会――そんな世界が広がっていったら素敵です。
朝の虹を見ながらそんなことを考え、「今日も一日がんばろう!」と前向きな気持ちになれた波戸でした。
このページの右上(ララコープホームページの背景)にも虹がかかっています。見てくださった皆さまに、いいことがありますよに!
